a).鍼を受けると、どうなるの?
「鍼を受けると何故かリラックスする。」
多くの人がそうおっしゃいます。
それは、鍼の皮膚刺激により
脳から脳内ホルモン=エンドルフィン、アドレナリン、セロトニン
が出ることで、高揚感のようなリラックス感を覚えたり、
何とも言えない安らぎを味わいます。
続いて、信号が脳から身体に送られることで、
身体から痛みが消えたり、身体中に元気がみなぎったり、
人によっては身体が軽くなったような感覚を覚えたり、
軽いハイ状態を味わうこともあります。
(b).鍼は痛くないのですか?
鍼の直径は0.16mmで、髪の毛に比べて少し太いくらいです。
皮膚を通るときにほとんど痛みは感じませんが、
ツボに到達した時に独特の感覚がありますが、
それは身体のバランスを取る良いサインだとお考えください。
(c.).鍼やお灸で副作用はないのですか?
鍼やお灸の後に、稀にメンゲン作用が起ります。
メンゲン作用には、めまい、吐き気、眠気、だるさ、
発熱、痛みなどがあります。
メンゲン作用とは鍼灸によって身体の解毒作用が働く時、
または身体がバランスを取ろうとする時に起る身体の好転反応です。
副作用と大きく違う点は、反応が収まると症状が劇的に改善することです。
メンゲン作用を最小限に防ぐ為、
施術後はたっぷりとお水を飲み、身体をゆっくり休めて下さい。
東洋医学について
鍼は
宇宙からのエネルギーを受ける羅針盤。施術師が刺す針の先に、
大宇宙の源から「気」の源泉が流れ込み、患者の気を整えてくれます。施術師の知識、技量だけでなく、
体調、思想、信念、意志などで
治療の結果が変わるほど、鍼はエネルギーによって左右される神秘の療法です。たった一鍼で痛みが消えるほど、鍼には即効性があります。
漢方は、
まさに秘伝の調合薬。樹木、草花、果物、種子、動物、昆虫、鉱石など
自然界に存在する多種多様な物質が、
太古からの研究者、医者たちの
何千年にもよる経験と研究の末、
組み合わせて作られました。漢方は効くまでに時間がかかる、
効かないという人は、
症状に合う漢方を見つけられなかった人。長年煩わされた不調も、症状に合う漢方を飲めば、
すぐに改善します。効果は鍼よりも安定しているため、
幼児や老人、病弱な方にはまず漢方をお勧めします。
お灸は
もぐさを使う温熱療法。大地と太陽のエネルギーを
たっぷり吸収したもぐさに火をつけると、
熱と煙という形に変わったもぐさの薬効が身体にしみ込みます。もぐさが持つ天然の薬効成分が
皮膚を通して経絡を刺激し、
身体の芯から血流を良くし、
不調を改善します。もぐさの薬効を利用したお灸は、
最高の温熱療法であり、
同時に最高のリラクゼーションです。心と身体を芯からほぐしてくれます。
大宇宙と大自然が生み出すハーモニー。
自分が本来の自分に戻り、
大地と宇宙と繋がる瞬間。この感動をよりたくさんの人にも味わって欲しいのです。